休職中だけど、辞めたい。でも言い出せないあなたへ|伝え方・手続き完全ガイド


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「休職中だけど、もう辞めたい…」

職場に戻ることを考えるだけで、息が苦しくなる。
同僚の顔、上司の声、満員電車のことを思うと、体が動かない。

今は休職中。でも、内心「もう辞めたい」と思っている——
そんな方は決して少なくありません。

でも、「辞めたい」と言うのは怖い。
申し訳なさすぎて、言い出せない。どう切り出せばいいか分からない。

この記事では、休職中でも安心して退職するための「伝え方」や「制度の使い方」をわかりやすくまとめています。


なぜ「休職中に辞めたい」と思ってしまうのか

まず言わせてください。
休職中に「辞めたい」と思うのは、何もおかしいことではありません。

むしろ心身が限界を迎えているからこそ、復職が現実的でないと感じるのは当然です。

よくある背景には、こんなものがあります:

  • 体調が思うように回復しない
  • 職場や上司との関係がトラウマになっている
  • 「戻ってもまた同じことの繰り返しでは」と感じる
  • 会社との連絡すらストレスでできない

心が限界を超えているとき、退職は“逃げ”ではなく“自分を守る手段”です。


「辞める」と言い出せないのはあなただけじゃない

今のあなたが「辞めたいけど言えない…」と思っているのは、とても自然なことです。

  • 迷惑をかける気がして言えない
  • 「甘え」と言われそうで怖い
  • 上司とのやり取りがストレスでしかない
  • 本当はもう一歩も前に進めない

それは弱さではなく、「まじめな人ほど」抱えやすい感情です。


休職中に辞めるときの伝え方(メール・電話の例文付き)

● 電話が無理ならメールでもOK

心身が不安定な状態で無理に電話する必要はありません。
メールや手紙で退職の意思を伝えることは、制度上問題ありません。

📧 メール例文

件名:退職のご相談(〇〇)

○○部 部長 ○○様

お世話になっております。現在休職をいただいております〇〇です。
主治医との相談の結果、誠に勝手ながら退職の意向を持つに至りました。
お手数ですが、今後の手続きについてご教示いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

● 電話で伝える場合

どうしても必要な場合は、以下のようなフレーズで簡潔に伝えましょう。

「体調が回復せず、復職が困難と判断いたしました。誠に申し訳ありませんが、退職を希望しております」


タイミング・制度・注意点

✅ 退職のタイミングは?

原則として、退職の意思を伝えてから2週間で辞められます(民法627条)
ただし就業規則で「1ヶ月前までに申告」などのルールがある場合は、確認しておくと安心です。

✅ 傷病手当金はどうなる?

退職しても、条件を満たせば退職後も最長1年6ヶ月間、傷病手当金を受け取ることが可能です。

「辞めたら無収入」ではありません。むしろ手当を受けながら、ゆっくり回復に専念するという選択もあります。


公務員・契約社員など立場別の注意点

  • 公務員:退職願・診断書が必要な場合あり。人事や所属に確認を。
  • 契約社員・派遣社員:健康上の理由があれば契約途中でも退職可。契約内容を要確認。

「自分で言えない…」そんなときは退職代行という選択も

どうしても自分で「辞めたい」と言えない。連絡を取るのも怖い。
そんなときに頼れるのが退職代行サービスです。

あなたに代わって、会社へ「退職の意思」を伝えてくれる仕組みで、もう上司と話す必要もありません。

特に以下の2記事は、安心して利用できる退職代行を選ぶために必読です


▶ 法的に確実に辞めたい人へ

▶ コスパとスピード重視ならこちら


よくある質問(Q&A)

Q:診断書なしでも辞められますか?
→ はい、退職に診断書は必須ではありません。ただし会社側が求める場合は提出する方がスムーズです。

Q:損害賠償されることはありますか?
→ 基本的にはありません。気になる方はこちらも参考に


最後に:あなたの気持ちは、まちがっていない

辞めたいけど言えない。戻るのが怖い。
そんな自分を「弱い」と責めてしまう人は多いです。

でも、本当に苦しいときに「辞めたい」と思うのは、ごく自然な反応
そしてそれは、あなたの人生を守るための大切な選択です。

もう、無理に頑張らなくて大丈夫。
必要なら誰かに頼って、一歩ずつ進んでいきましょう。

あなたが少しでも穏やかな気持ちで、次の道に進めますように。

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