「借り換えで返済額は下がるって聞くけど、手数料が高かったら意味がないのでは?」。
そんな不安で踏み出せずにいませんか?
実は、住宅ローンの借り換えには“思ったよりかかる”諸費用がつきもの。ですがご安心ください。
本記事では、そうした「ムダなコスト」を見極め、最小限に抑えるための3つのポイントを、実際のケースとともに解説します。
一緒に“ムダなコストゼロ”の借り換えを目指しましょう。
借り換えにかかる主な諸費用と相場
住宅ローンを借り換える際には、次のような費用が発生します。
- 事務手数料:借入額の2.2% or 定額(3万~5万円)など、金融機関により異なります
- 保証料:数十万円になることも。ゼロのローンも増えていますが注意
- 登記費用(登録免許税+司法書士報酬):2万~10万円程度
- 印紙税:契約書に貼る印紙代。借入金額により1万~2万円程度
- 団体信用生命保険料(団信):最近は無料が主流ですが、金利に含まれているケースも
たとえば登録免許税は、【登録免許税法第9条】に基づき「借り換え登記」の場合、不動産の抵当権設定に0.4%が課されます。
また住宅金融支援機構の資料(令和6年度)では、借り換え時の平均諸費用は約30万〜50万円とされており、意外に高額です。
手数料で“損した/得した”実例 3 ケース
Case① 定年目前の会社員(58歳):損したケース
退職後に備えて、月々の支払いを減らそうと借り換えを決断。
しかし手数料が50万円以上かかり、残りの返済期間では「元が取れない」結果に…。
結果:借り換え費用>返済額の減少。総返済額が5万円増加。
Case② 子育て中の共働き夫婦(35歳・37歳):得したケース
10年前のローンを年0.9%に借り換え。事務手数料は定額型(33,000円)の金融機関を選び、トータルで負担を抑える。
結果:年間返済額が約12万円減。5年で約60万円の節約に成功。
Case③ 転勤族の単身赴任者(42歳):得したケース
転職後の収入で借り換えが不安だったが、【無料シミュレーション】で事前試算し安心して実行。
保証料ゼロのネット銀行に切り替え、司法書士も比較して選定。
結果:初期費用30万円以内で抑え、10年で約90万円削減。
諸費用を最小化する3つのポイント
ポイント①:事務手数料タイプを今すぐ確認
知らないと損をするのが「事務手数料の計算方法」。
実は、同じローンでも定額型/定率型で数十万円の差が出ることも。
- 契約前に「手数料率 or 金額の明記」があるか確認
- 定率型(借入額×2.2%など)の場合は、返済期間が短いと割高に
- 比較サイトや銀行サイトで“定額型”を中心に探すのがおすすめ
「手数料で25万円も違いました…もっと早く知りたかった」(Yさん)
ポイント②:登記費用は必ず見積もり比較しよう
登記は司法書士に依頼する必要があり、その費用もピンキリ。
銀行指定の司法書士に任せっきりにすると、高額になることもあります。
- 見積もりを2〜3社から取り、費用の内訳を確認
- 「抵当権設定・抹消費用」をしっかり確認
- 一部ネット型登記代行サービスも検討の価値あり
「登記費用だけで3万円も節約できたのは予想外でした」(Aさん)
ポイント③:保証料ゼロの金融機関を選ぶべし
特に旧来型の住宅ローンでは保証料が数十万円に達することも。
近年は「保証料無料」をうたうネット銀行が増えてきました。
- 「保証料込み」か「別途負担」かを確認
- 保証会社の名称があるかもチェック
- 一括前払い or 毎月上乗せ型も注意して比較
「保証料が0円になるだけで、ハードルがぐっと下がりました」(Mさん)
迷ったら「費用に敏感」になってください
借り換えの成功は「いくら下がるか」だけでなく、「いくらかからないか」で決まります。
これまで見てきたように、手数料や保証料などのコストを抑えるだけで、数十万円単位の差が出ることも珍しくありません。
私自身、ファイナンシャルプランナーとして多くのご相談を受けてきましたが、こうした“見えにくい費用”がネックになって一歩踏み出せない方は少なくありません。
特に保証料や登記費用などは、比較・交渉だけで下げられる可能性があるコストです。
借り換えは「お金を借りる再スタート」。だからこそ、慎重に・冷静に進めてください。
今のローンが損か得か、まずは数字で見てみるのが第一歩です。
まとめ|“費用で損しない借り換え”は今すぐ始められます
今すぐできる「ムダな費用を減らす3ステップ」
- 事務手数料が定額かどうか、まずチェック
- 登記費用は必ず2社以上で見積もりを取る
- 保証料ゼロのローンを中心に比較する
「借り換えで本当に得できるのかな?」
そんな不安がある方こそ、比較の第一歩が大切です。
とはいえ、いちいち調べるのは面倒ですよね。
そんな方にこそおすすめなのが、下記の無料シミュレーション記事です。
金利だけでなく、諸費用を含めてどれだけ得か?までわかります。
今日のチェックで、明日のゆとりが決まりますよ、ぜひチェックしてください。

FAQ
Q: 諸費用が高くても借り換えるメリットはあるのでしょうか?
A: 総返済額が下がるならメリットはあります。無料シミュレーションで確認しましょう。
Q: 手数料はローンに組み込めるのでしょうか?
A: 一部の金融機関では可能です。自己資金が不安な方でも大丈夫です。
Q: 団信の保険料も別にかかるのでしょうか?
A: 最近は金利に含まれているケースが多いので、追加費用の可能性は低いです。
Q: 借り換え審査に落ちることもあるのでしょうか?
A: 可能性はゼロではありませんが、落ちた原因と対策を知れば通る確率は上がります。
Q: 手続きはややこしくないですか?
A: 金融機関や司法書士がサポートしてくれるので、初めてでも大丈夫です。
必要な知識があれば、住宅ローンの借り換えは“ムダなく、手堅く”進められます。
この記事が、あなたの「次の一歩」の後押しになれば幸いです。
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