「借り換えで毎月の返済が減るはずなのに、失敗ブログを読んだら怖くて動けなくなった……」。そんなモヤモヤで立ち止まっていませんか? 本記事では、リアルな失敗談から落とし穴を分析し、成功へ導くコツをFP目線でわかりやすく解説します。
一緒に「借り換えの落とし穴」を回避して、安心・納得の住宅ローン見直しを目指しましょう。
ブログに見る「借り換え失敗あるある」
実際のブログには、こんな“ありがちな失敗”が多く見られます。
- 諸費用の見落とし
→ 事務手数料・登記費用・保証料などが予想外にかかり、結局トータルで損 - 残り期間が短すぎる
→ 金利差があっても返済残期間が10年未満では効果が出づらい - 団信の再審査で落ちた/条件が悪くなった
→ 健康状態や年齢で団体信用生命保険が希望通りにならず断念
こうした失敗は、「情報不足」が主な原因です。
失敗ブログ3ケース(学びポイント付き)
Case①:諸費用に泣いたAさん(東京都・40代)
住宅ローンを0.8%に借り換えたAさん。月々の返済は確かに減ったのですが……。
→【失敗】登記費用と保証料で約60万円かかり、当初の試算より損失が発生。借り換えで得した額と相殺されて実質トントンに。
「手数料の総額を軽く見てました……」
Case②:団信で断念したBさん(大阪府・50代)
健康に不安を抱えるBさんは、現在の住宅ローンの金利を下げようと動きましたが……。
→【失敗】再審査で団信(団体信用生命保険)に加入できず、借り換え自体が白紙に。精神的にも落ち込み、見直しに1年遅れが。
「年齢と健康のこと、もっと早く動けばよかった」
Case③:残期間を軽視したCさん(愛知県・30代)
固定金利に切り替えたかったCさんは、ネット広告を見て勢いで申込み。
→【失敗】借り換え時点での残り期間が9年だったため、差額で得られる利息削減が小さく、手数料負担に見合わず。結局、約20万円の損。
「10年以上ないと意味がないと知っていれば……」
失敗を成功に変える5つのコツ
コツ①:シミュレーションは諸費用込みで
金利の下がり幅だけに目を奪われると危険です。費用が上回ると赤字になることも。
- 諸費用の内訳をすべて確認
- ネットシミュレーターでは「総支払額比較」を選ぶ
- 手数料0円・保証料無料のローンも探して比較
実際、手数料を見落としていた相談者の7割が「シミュレーションやり直し」となりました。
コツ②:残り期間が10年以上あるかを確認しよう
残債が少ないと、金利差があっても「利息の削減額」が小さくなります。
- 返済予定表で残期間をチェック
- 10年以上が目安(元金が多く残っている)
- 期間延長はできないことが多いため注意
「9年と11年」では効果に大きな差がありました(FP相談現場より)
コツ③:健康状態と団信条件を先に確認しよう
団信への再加入は、年齢・健康状態で拒否されることがあります。
- 事前に団信の「告知内容」を確認
- ワイド団信など条件緩和型も調べておく
- 審査に時間がかかる場合も想定
「再審査NG」でローンが組めなかったケースは意外と多いです
コツ④:比較は“1社だけ”にしないこと
広告の目立つローンが最適とは限りません。複数比較が前提です。
- 最低3社は比較するのが安心
- 変動/固定どちらも見ておく
- 手間を省くなら一括比較ツールを活用
比較ツール経由の相談では「金利差0.3%以上得した」人も多くいます
コツ⑤:無料相談窓口を活用しよう
判断がつかないときは、プロの意見を聞くのが安心です。
- ファイナンシャルプランナー(FP)相談を活用
- 銀行や信用金庫のローン相談会も有効
- 金利や条件の違いを整理してくれる
「一人で悩むより、FPと話して道筋が見えた」という声が多いです
FPの私が教える「失敗しない借り換えの鉄則」
住宅ローン相談に携わってきた私が実感する“3つの鉄則”をご紹介します。
- ◎ 諸費用を必ず総返済額に含めてシミュレーションする
→ 手数料や保証料、登記費用を無視すると失敗のもとです - ○ 借り換えは「残期間10年以上」か「金利差0.5%以上」が目安
→ 利息の節約効果が現れるラインです - △ 団信・保証料は「金利上乗せ型」かを確認
→ 月々の支払いに含まれるか、別途一括払いかで大きく違います
まとめ
今すぐできる3つのこと
- 現在の返済予定表を確認し、「残期間」を把握する
- シミュレーションは「諸費用込み」でやり直す
- 比較サイトや無料相談を活用して情報を整理
失敗談を“成功の種”に変えていきましょう。行動すれば、結果はついてきます。

住宅ローンの借り換えシュミレーションついてこちらの記事で詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。
FAQ
Q: 団信の審査に落ちたらどうなりますか?
A: 大丈夫です。条件付きやワイド団信など、加入できる可能性は十分あります。
Q: 諸費用が思ったより高いと損しますよね?
A: はい、だからこそ「諸費用込み」のシミュレーションが必要です。
Q: 借り換えは何回でもできるんでしょうか?
A: 可能ですが、都度費用がかかるため2回目以降は特に慎重に判断を。
Q: 年齢が高くても借り換えできますか?
A: 大丈夫です。ただしローン完済年齢の制限や団信条件に注意しましょう。
Q: 比較が面倒で進められないのですが……?
A: 無料の比較ツールを使えば、5分程度で最適な選択肢が見つかりますよ。
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