住宅ローンの借り換えを同じ銀行するのは損?メリット・デメリットと最安金利を一括診断

「同じ銀行なら手続きがラクって聞くけど、本当にお得なのかな…?」
そんなふうに迷ってしまう気持ち、よくわかります。時間もお金も大事だからこそ、慎重になりますよね。

この記事では、実際の体験談を交えながら、「同じ銀行で借り換える」という選択のメリット・デメリットを丁寧に解説していきます。
一緒に“時間もお金もムダにしない最適解”を見つけましょう。


目次

同じ銀行で借り換えのメリット・デメリット

住宅ローンの借り換えと聞くと、「銀行を乗り換えるもの」と思いがちですが、じつは今の銀行のまま借り換えができるケースもあります。
手続きが少なくて済みそうだし、気持ちもラクですよね。でも、メリットだけでなく、注意しておきたい点もあるんです。

メリット

  • 手続きが簡単で時間がかからない
  • 既存の取引情報があるため書類提出が少ない
  • 審査が比較的ゆるやかで、通りやすいケースも多い

忙しい日常の中で、できるだけ簡単に済ませたいという方には、同じ銀行内での借り換えは大きな魅力です。

デメリット

  • 他行と比較しないことで金利交渉がしづらい
  • 選択肢が限られて、金利が最安とは限らない
  • 条件見直しがあっても優遇幅が小さいことが多い

あなたが悪いわけではありません。
銀行側も「すでに顧客である人」に対して積極的な条件提示をしない傾向があるのです。

利息制限法では上限金利が定められているものの、適用金利の差は銀行ごとに大きいため、それを下回るかどうかは銀行ごとの方針次第です。そのため、同じ銀行で借り換え場合でも比較検討が交渉のカギとなります。


実例 3 ケース(楽だった?損した?)

Case①:共働き・時短希望のAさん

状況: 小学生の子どもを育てながらフルタイム勤務。時間がなく、他行比較に疲弊。
判断: 銀行の担当者から「借り換えもできますよ」と案内され、そのまま同じ銀行で手続き。
結果: 金利は少し下がったものの、他行と比較すると0.3%の差があったことに後で気づき「ちょっと損したかも…」という思いが。

「当時は面倒が勝ってしまいました。でも今思えば比べるべきだったかも」


Case②:転職後に審査が不安だったBさん

状況: 転職直後で、勤続年数が短い状態。別の銀行に出した審査は否決。
判断: もとの銀行で相談したところ、住宅履歴や支払実績を考慮して再借り換えOKに。
結果: 金利は他行ほど低くないが、返済額は月7,000円軽減でき満足。

「落ちたことで落ち込んだけど、元の銀行が頼りになりました」


Case③:退職を控える60代のCさん

状況: 定年退職が目前。老後の家計を見直す中で借り換えを検討。
判断: 他行は年齢制限で断られ、現在の銀行で低金利型の再契約へ切り替え。
結果: 総返済額が120万円減。手続きも郵送と1回の来店のみで済み、非常にスムーズだった。

「こんなに簡単なら、もっと早く相談すればよかった」


最安金利を一括診断する3ステップ

ステップ①:まずは残高証明を用意しましょう

背景リスク: 「何を借りていて、いくら残っているか」が曖昧なままでは、損得判断はできません。
金利差が小さい場合、借り換えによるコストで損をすることもあります。

やること:

  • 住宅ローン残高証明書を銀行に依頼or手元に用意して確認
  • 毎月の返済額と金利をチェック

ステップ②:現在の借入条件を紙に書き出す

どうして?: 自分で整理してみると、比べるポイントが明確になります。頭の中だけだと「まぁいっか」で終わってしまいがちです。

やること:

  • 借入金額・金利・残年数・毎月返済額を書く
  • 変動か固定か、固定期間の残り年数も明記
  • 団信や火災保険の加入内容も確認

書き出したことで「あと何年で完済か」が実感できるようになります


ステップ③:比較サイトで一括シミュレーション

どうして?: 「一行ずつ調べて…」では限界があります。特に地方銀行やネット銀行は条件がバラバラです。

やること:

  • 「住宅ローン 一括比較」サイトで入力
  • 年収や勤務先情報を入れると精度UP
  • 比較結果はPDF保存して後で見返す

「比較サイトもたくさんある…どれがいいかわからない。」という方はこちらの記事を読んでみてください。おすすめの比較サイトです。


焦らなくて大丈夫。借り換えは“数字と手間”のバランスで考えて

「違約金がゼロでも、金利差が0.2%未満なら、急いで動かなくても大丈夫」
これは、これまで多くの方の相談に関わってきた中で、私が実感していることです。

借り換えは、手数料や手続きの時間もかかるもの。
“いくら得するか”だけでなく、“そのためにどれだけ動くか”も含めて考えてみてくださいね。

そして、「いつもの銀行で安心だから…」という気持ちも、とてもよくわかります。
でも、その“安心感”が、結果的に損につながってしまうこともあります。
ちょっとだけ勇気を出して、他の選択肢と比べてみる――それだけで視野がぐんと広がりますよ。


まとめ

今すぐできること:

  • 自分の住宅ローン残高を確認する
  • 金利や返済条件を書き出す
  • 比較サイトで最安金利をチェック

“いつもの銀行”にこだわる前に、まず数字で確かめましょう。

「他の人はどうしてる?」と思った方は、こちらの【2025年最新】住宅ローン借り換えで損してない?比較が面倒な人こそ使うべき無料シミュレーションを参考にしてみてください。


FAQ

Q: 同じ銀行で借り換えると損をする可能性が高いのでしょうか?
A: 大丈夫です。選択肢が少ないだけで、条件が合えば十分お得になる可能性もあります。

Q: 金利差が小さい場合でも借り換える意味はあるのでしょうか?
A: 金利差が0.1%以下なら費用対効果は低め。ですが、団信条件や手数料も見て総合判断しましょう。

Q: 他行に比べて審査がゆるいと聞きましたが本当でしょうか?
A: 可能性はあります。すでに取引実績があるため、属性に不安があっても通る場合もあります。

Q: 契約時に説明されなかった手数料が後から発覚することはありますか?
A: 大丈夫です。金融商品販売法により、重要事項は事前説明が義務付けられています。確認を忘れずに。

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