「変動金利で借りているけど、この先の金利上昇が不安…」
「固定金利に切り替えたい気持ちはある。でも、借り換えの諸費用で損したくない…」
こういうときに必要なのが、“諸費用込み”でのシミュレーションです。
固定にすれば返済額は読みやすくなりますが、月々の返済や総支払額は条件次第で大きく変わります。金利だけで判断すると「安心を買ったつもりが、想定より負担が増えた」というズレが起きやすいからです。
この記事では、住宅ローンを「変動→固定」に借り換えるべきかを、返済額・諸費用・損益分岐点(回収まで何年か)で判断する手順に沿って整理します。
変動で借りてるけど、もし金利が上がったら返済が怖い…。固定に変えるべき?
DAN“上がるかどうか”を当てに行くより、固定にした場合の返済額と、諸費用込みでの損益分岐を出すと判断が一気に楽になります。
先にあなたの条件で、固定に切り替えた場合の返済額と、諸費用込みの差をざっくり確認したい方はこちら
なぜ今「変動→固定」がテーマになるのか
足元は「金利が上がるかもしれない」「でもいつ・どこまでかは分からない」という局面です。実際、住宅ローン業界の第一人者のひとりである住信SBIネット銀行 円山法昭 氏は、“予測できないから、返済額が確定する安心を買う”という趣旨で固定金利を選ぶ考えを語っています(2026年2月5日更新の対談記事)。
ここがポイントで、固定への借り換えは「得するか」だけでなく「家計のブレ(リスク)を減らすか」の意思決定になりやすいです。
結論:変動→固定に借り換えを検討すべき人・しなくていい人
固定へ借り換えを“前向きに検討”しやすい人
- 返済額が増えると家計がきつい(固定費を安定させたい)
- 今後も長く住み続ける予定(10年以上)
- 「金利上昇の不安」で睡眠の質が落ちてるタイプ(=保険料を払ってでも安心が欲しい)
- 変動の5年ルール・125%ルールがあっても、将来の利息増(後で重くなる)を避けたい
変動継続でも成立しやすい人
- 5〜10年以内に売却・住み替えの可能性が高い(長期の金利上昇リスクを取りにくい)
- 金利が上がっても繰上返済できる資金余力がある
- 返済額が増えても生活が回る(家計耐性がある)
自分がどっちか微妙…。当てはまる項目はあるけど決めきれない



その場合は“固定にした時の月々”と“諸費用込みの差”を一度出すのが最短です。数字を見ると迷いが減ります。
そもそも「変動」と「固定」は何に連動して動く?
ざっくり言うと、
- 固定金利:長期金利(例:10年国債利回りなど)の影響を受けやすい
- 変動金利:短期金利(政策金利など)の影響を受けやすい
なので、金利環境が動くときに「固定が先に動く/変動が後から効いてくる」場面も起きます。予測は難しいので、“当てに行く”より“耐えられる設計にする”のが現実的です。
シミュレーションで見るべき判断軸は3つだけ
「変動→固定」の借り換えで迷う人が見るべき数字は、結局この3つです。
① 月々返済額:上がる?下がる?家計は耐える?
固定へ切り替えると、当初は月々が増えるケースも普通にあります。
そのときに「増えてもOKなライン」を決めておかないと、精神的にしんどくなります。
② 総返済額:どのシナリオで逆転する?
変動の将来金利は読めないので、“金利が○%まで上がったら固定が有利”という形で比較します。
- シナリオA:この先も変動が低めで推移
- シナリオB:段階的に上がる
- シナリオC:想定より早く上がる
このシナリオごとの総返済額を比べて、「自分が怖いのはどのシナリオか」を先に決めるとブレません。
③ 諸費用込みの損益分岐点:何年で“元が取れる”?
借り換えには諸費用がかかります。目安として数十万円規模になることが多く、内訳には事務手数料・登記関連費・司法書士報酬・印紙などが入ります。
だからこそ、判断は 「金利差」ではなく「諸費用込みで得か」でやるのが鉄則です。
諸費用込みで回収できるかが分からないと判断できない…



そう。だからまずは“何年で回収できるか”だけでも出すと安心です。結果を見てから固定にするか決めればOK。
変動の「5年ルール・125%ルール」で安心しすぎない
変動金利には、返済額が急に跳ねないようにする仕組み(5年ルール・125%ルール)があることがあります。
ただしこれは「その瞬間の返済額の急変を抑える」仕組みで、総返済額を減らす仕組みではありません。金利上昇局面では、元金が減りにくくなったり、負担が後ろ倒しになったりします。
「月々がすぐ増えないから大丈夫」ではなく、“総額でどうなるか”まで見ておくのが安全です。
判断が一気に楽になる“チェックリスト”
5つ以上当てはまったら、固定への借り換え検討価値は高いです。
- 返済額が増えるのが怖い(固定費を安定させたい)
- 今後も長く住む(10年以上)
- 「金利が上がったらどうしよう」がずっと頭にある
- 住宅ローンの見直しを先延ばしにしている
- 借り換え諸費用を払っても家計が回る
- 変動のルール(5年/125%)が自分の契約でどうなってるか把握してない
- そもそも今の条件が“良いのか悪いのか”確信がない
5つ以上当てはまった…でもやっぱり不安



不安があるなら、まずは“固定にした場合”の数字を出しましょう。合わなければ見送ってOKです。
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- 診断結果には「どれくらい返済負担が変わりそうか」「条件に合う候補」が出てくるので、“固定にするべきか/変動のままか”の判断材料が作りやすいです。
- 条件や審査結果により、提示内容どおりにならない場合もあります(最終条件は申込後に確定)。
まとめ:固定への借り換えは「当てる」より「耐える設計」
- 固定への借り換えは、“得するか”+“安心を買うか”のセットで考える
- シミュレーションは「月々」「総額」「諸費用込み損益分岐点」の3点で十分
- 迷うなら、まず無料診断で“あなたの数字”を出してから決めるのが最短
もし「固定にするより、とにかく月々を下げたい」なら、変動→変動の借り換えも同じ土俵で比較した方が納得しやすいです。👇



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