NISAで投資するならオルカン！eMAXIS Slimeシリーズの魅力を徹底解説

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オールカントリーってなに？eMAXIS Slimシリーズで解説！

新NISAの開始により、投資に興味を持つ方が増えています。特に、人気のある投資信託として三菱UFJアセットマネジメントが販売するeMAXISシリーズの「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）」と「eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）」があります。

本記事では、全世界株（オール・カントリー）に注目してFPの視点も交えて解説します。

eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）とは？

eMAXIS Slim 全世界株式（オールカントリー）

• 運用会社：三菱UFJアセットマネジメント
• 投資対象：世界47カ国の株式市場
• ベンチマーク：MSCIオールカントリーワールドインデックス
• 信託報酬：年率0.05775%以内（2024年時点）
• 純資産額：5兆4684億円（2025年時点）
• 特徴
  • 幅広い分散投資が可能
  • 世界経済全体の成長を取り込める
  • 為替リスクが多国間に分散される
  • 新興国の成長も取り込める

eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）（通称：オルカン）は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する低コストのインデックス型投資信託です。

eMAXIS Slim 全世界株式のメリット

これ1本で世界中に分散投資が可能

• 先進国・新興国を含む世界の株式市場に幅広く投資するため、オール・カントリーを購入するだけで約3,000銘柄に分散投資できます。特定の国や企業に依存せず、世界全体の経済成長を取り込めるため、投資リスクを抑えながら安定した運用が可能です。

世界経済の成長を長期的に取り込める

• 全世界の株式市場に投資するため、特定の国の経済状況に左右されにくく、世界全体の成長を反映したリターンが期待できます。仮に一部の国や地域が経済的に停滞しても、他の地域が成長すればカバーされるため、安定感のある投資先といえます。

つみたてNISA・iDeCo対応

• つみたてNISAやiDeCoの対象商品であり、これらの制度を利用することで運用益にかかる税金を抑えながら資産形成が可能です。特に、長期間にわたって積み立てることで、複利効果を最大限に活かすことができます。

為替リスクが分散される

• 外国株式に投資する場合、為替リスクは避けられませんが、オール・カントリーは日本を含む世界中の市場に分散投資しているため、特定の通貨（例えばドル円）の影響を受けにくくなっています。円高・円安の影響をある程度緩和できる点も、投資の安定性を高める要因となります。

eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを目指すとしており、これまでにも何回も信託報酬率が見直され、引き下げられてきました。今後、他社商品のオール・カントリーが信託報酬率を引き下げても、商品のコンセプトからeMAXIS Slimシリーズの信託報酬率の引き下げが期待できます。

eMAXIS Slim 全世界株式のデメリット

米国株式中心の方がリターンが良い可能性

• 全世界の株式市場に分散投資するため、米国株（S&P500）に集中投資する投資信託と比べてリターンが低くなる可能性があります。過去の実績を見ると、米国株式市場は他国と比べて高い成長を続けており、特にハイテク株の成長が著しいため、リスクを取れる人にとってはS&P500などの米国株ファンドの方が高いリターンを得られる可能性があります。

為替リスクあり

• 日本円ではなく外国株を中心に投資しているため、為替の影響を受けます。特に円高になると、外貨建ての資産価値が目減りし、基準価額の下落につながるリスクがあります。長期的に見れば為替変動は吸収されることもありますが、短期間で大きな変動が起きた場合は、資産の価値が大きく変動する可能性があります。

新興国比率が低い

• 先進国を中心に投資しており、新興国の割合は比較的低めです。新興国の経済成長が期待できる場面では、別途「新興国株式ファンド」などを組み合わせることで、より高いリターンを狙える可能性があります。ただし、新興国株はボラティリティ（価格変動）が大きいため、慎重に判断する必要があります。

eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）は、低コスト・広範な分散投資・シンプルな運用という3つの大きなメリットを持ち、特に長期投資に適した投資信託です。つみたてNISAやiDeCoと組み合わせることで、税制優遇を活用しながら効率的な資産形成が可能となります。初心者から上級者まで幅広く活用できるため、「何を買えばいいか分からない」「手間をかけずに資産運用したい」という人にとって、非常に優れた選択肢となるでしょう。

投資対象となる国や企業は？

投資対象

オールカントリーは、世界の株式市場の約85%をカバーする指数で、先進国と新興国の大型株・中型株に投資しています。

• 先進国（23カ国）
  アメリカ、日本、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、スイス、オーストラリアなど
• 新興国（24カ国）
  中国、台湾、インド、韓国、ブラジル、南アフリカなど

全体で 47カ国 の企業に投資しています。

国別の構成比率（2024年最新データ）

オール・カントリーの投資比率は、各国の株式市場の規模や時価総額に応じて変動しますが、基本的には以下のような比率になります。

アメリカの比率が圧倒的に高く、世界の株式市場の中心であることがわかります。これが「S&P500とオール・カントリーどっちに投資しても一緒」と言われる理由です。
新興国の比率は約10～15%程度で、中国・台湾・インドが主要なポジションを占めています。

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主要な投資銘柄（トップ10）

オルカンは、時価総額の大きい企業を中心に投資するため、以下のような企業が上位を占めています。（2024年2月時点）

トップ10のほとんどがアメリカ企業で、IT・ハイテク関連の割合が非常に高いです。

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セクター別構成比率

オール・カントリーは様々な業種に分散投資していますが、特に以下のセクター（業種）が大きな割合を占めます。

業種	比率
IT・テクノロジー	約 23%
金融	約 15%
ヘルスケア	約 13%
一般消費財	約 12%
通信・メディア	約 10%
産業	約 10%
素材	約 5%
公益事業	約 3%
不動産	約 3%

IT関連が最大の比率を占めていますが、金融やヘルスケアなどにもバランスよく分散されています。

過去10年でどれぐらい成長した？

オールカントリーのベンチマークのACWIを参考にして表にしました。円換算してあります。評価額が減っている年もありますが長期的にみると安定して右肩あがりなのがわかります。

出展　Black Rock iシェアーズ MSCI ACWI ETF
https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239600/ishares-msci-acwi-etf#/

まとめ

eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）は、低コストで世界中に分散投資できるメリットがありますが、米国株式に集中した投資よりリターンが劣る可能性がある点や、為替リスクを考慮する必要がある点に注意が必要です。また、新興国の比率が低いため、より成長を狙うなら別のファンドとの組み合わせも検討すると良いでしょう。基本的には長期投資に向いた投資信託であり、短期での売買には適していないため、時間をかけてじっくり資産を育てる目的で利用するのが適しています。

• これ1本で世界中に分散投資が可能！
• NISA・iDeCoに対応！
• 過去10年間で見ても成長してる！
• eMAXIS Slimなら信託報酬率も将来的に低コスト！

出展　三菱UFJアセットマネジメント eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）

https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253425.html