育児ママ必見！粉ミルクの選び方＆徹底比較｜育児に役立つ粉ミルクの費用も解説！

併せて読みたい！不妊治療についてはこちら！

併せて読みたい！ベビーキャリア、抱っこ紐についてはこちら！

併せて読みたい！ふるさと納税についてはこちら！

粉ミルクの種類と選び方

赤ちゃんの成長期において、最適な栄養を供給する粉ミルクは、保護者にとって非常に重要なアイテムです。母乳が第一選択とされるものの、さまざまな事情で粉ミルクを利用するご家庭も多くあります。ここでは、粉ミルクの選び方のポイントやおすすめ製品、さらには生後1歳までの使用期間における費用の目安について、詳しく解説していきます。

粉ミルクの選び方とおすすめ製品

選定基準

粉ミルクを選ぶ際の重要ポイントは以下のとおりです。

• 栄養バランス
  赤ちゃんの脳や免疫の発達をサポートするため、DHA、ARA、オリゴ糖、カルシウム、ビタミン、鉄分などが適切に配合されていることが必要です。
• 消化の良さ
  未熟な消化器官に負担をかけないよう、消化しやすい成分設計がなされていることが重要です。
• アレルギー対応
  アレルゲンとなりにくい成分を使用し、敏感な赤ちゃんにも安心して与えられるかどうかが判断基準となります。
• 品質管理と安全性
  国内生産や厳格な品質管理の下で製造されているかどうかも信頼性を左右します。

スティックタイプの粉ミルク

特徴・概要

• 個包装で計量済み
  一回分の粉があらかじめ正確な量で包装されているため、手間なくすぐに準備できます。
• 衛生的
  毎回新しい個包装を開封するため、使い残しがなく、菌の混入リスクが低減されます。
• 携帯性に優れる
  外出先や旅行先など、持ち運びが容易なため、外出時の育児に大変便利です。

メリット

• 調製時の計量ミスがなく、いつでも一定の濃度で調製可能。
• 個包装のため、使い切りで品質が保たれやすい。
• 忙しい朝や外出先で手軽に使用できる。

デメリット

• 個別包装のため、1回分あたりの単価が高くなりがち。

液体タイプの粉ミルク

特徴・概要

液体タイプは、すでに水と混合済みの調製品として提供されます。主に2種類があります。

1. 液体タイプ（レディ・トゥ・ドリンク（RTD）型）
   • 開封後すぐに与えることができ、調製不要。
   • 保管は冷蔵が必要で、開封後は早めに使い切る必要があります。
2. 希釈タイプ（液状コンセントレート型）
   • 濃縮状態で販売され、水で希釈して使用します。
   • 希釈比率を守ることで、毎回一定の濃度で調製できるメリットがあります。

最近では液体タイプの粉ミルクが主流となっており、希釈タイプはあまり使われていません。、2016 年4 ⽉に起こった熊本地震が起こったときに海外では保存用として使われていた液体タイプが日本に支援物資として海外から届き、日本でも注目を浴びました。

実際に見るとイメージしやすいです

メリット

• 調製の手間が省けるため、忙しい時間帯でもすぐに使用可能。
• 工場で無菌管理されている。
• 一定の品質・濃度が保証されているため、安定した栄養供給が期待できる。

デメリット

• 製造・保管コストがかかるため、価格が高め。
• 多くの場合、冷蔵保存が必要で、使用期限が短い。
• 開封後は衛生管理に注意し、使い切りが求められる。

---

大缶（缶入り）タイプの粉ミルク

特徴・概要

大缶タイプは、従来から一般家庭で使用されている粉ミルクの形態です。大容量の缶に入っているため、まとめ買いが可能で、コストパフォーマンスが高い点が特徴です。

メリット

• 経済的：大容量で販売されるため、1回あたりの単価が抑えられる。
• 保存性：未開封であれば長期間保存が可能。
• 多用途：家庭での常備食材として、日々の調製に幅広く利用できる。

デメリット

• 計量が必要：自分で必要な量を計量するため、手間がかかる場合がある。
• 衛生面の管理：一度開封すると、保存状態に注意が必要。
• 持ち運びが不便：大容量のため、外出先での使用には向かない。

---

形状別粉ミルクの比較表

下記の表は、スティックタイプ、液体タイプ、大缶タイプの粉ミルクそれぞれの主な特徴を比較したものです。

特徴項目	スティックタイプ	液体タイプ（液体・希釈）	大缶（缶入り）タイプ
調製手間	個包装で計量不要、すぐに準備可能	調製不要（液体タイプ）／希釈が必要（希釈タイプ）	自分で計量して調製が必要
衛生管理	個包装で毎回新鮮、使い残しがない	工場調製済みで無菌管理、開封後は早めに使い切り必須	未開封なら長期保存可能だが、開封後は注意が必要
価格	1回分あたりは高め（包装コストが加算）	一般的に粉末より高価（製造・保管コストの影響）	大容量のため、単価は比較的安価
持ち運び	コンパクトで外出時に最適	液体型はそのまま使用可能、希釈は冷蔵必須	大きく重いため、外出時には不向き
保存性	個別包装で長期保存が可能	未開封は安定しているが、開封後は早急に使い切る必要がある	未開封なら長期間保存可能、開封後は密閉管理が必要
利用シーン	家庭の日常使用、外出、旅行時に最適	産院、NICU、緊急時や調製の手間を省きたいシーンに最適	家庭での定期使用や大量購入によるコスト削減に向く

---

それぞれの利用シーンと選び方

家庭での使用

• スティックタイプは、外出や旅行、忙しい朝など手軽さが求められる場合に非常に有用です。計量不要で、必要な分だけ使えるため、無駄が出にくく安心して利用できます。
• 大缶タイプは、家庭での常備用として経済的な面が魅力です。自宅での使用量が多い場合や、まとめ買いによるコスト削減を重視する場合におすすめです。
• 液体タイプは、工場で無菌管理された製品であるため、もっとも手間がかからず、長期保存が可能です。またお湯を用意する必要がないので調製の手間がなく、すぐに使用できる点が大きな強みです。

経済性・環境面の考慮

• 家計の節約を考える場合、大容量の大缶タイプは1回あたりの単価が低く、コストパフォーマンスに優れています。
• 一方で、スティックタイプは包装材が多くなるため、環境負荷の面で検討が必要な点もあります。液体タイプは保管方法や使用期限をしっかり守る必要があり、使い方次第でコストや廃棄の面で注意が求められます。

• スティックタイプは、個包装で衛生的かつ手軽で、外出時や急な調製が求められるシーンに最適です。
• 液体タイプは、無菌管理された状態で提供されるため、産院やNICUなど、品質・安全性が最重視される環境での利用に適しています。
• 大缶（缶入り）タイプは、経済性と保存性の高さが魅力で、家庭での定期使用や大量購入によるコスト削減に効果的です。

それぞれの特性を理解し、ライフスタイルや利用シーンに合わせた粉ミルク選びをすることで、赤ちゃんに最適な栄養を提供し、安心して育児に取り組むことができます。また粉ミルクは、形状ごとにそれぞれのメリット・デメリットがあり、使用シーンや家計の状況に合わせた最適な選択が重要です。

どこのメーカーの粉ミルクがおすすめ？

この表は、2018年の産婦人科医院向けアンケート調査結果に基づくもので、各ブランドごとの導入率と採用の際のポイント・特徴が示されています。

出展　28ルートサンプリングGUIDE　産婦人科医院で採用している粉ミルクは「明治 ほほえみ」「ビーンスターク すこやか」のシェアが高い
https://routesampling.info/article2/ob-gyn/report190601_ob-gyn.html

ブランド	導入率 (%)	特徴
明治 ほほえみ	26%	母乳成分に近い配合で、長い実績と信頼を背景に産院で幅広く採用されています。
ビーンスターク すこやか	26%	母乳不足時に安心して使用できるよう、母乳の成分に近づけた調製と溶けやすさ・安全性に優れている点が評価されています。
森永 はぐくみ	13%	安定した品質と消化しやすさを重視した配合で、長年の実績に裏打ちされた信頼性があります。
アイクレオ バランスミルク	9%	栄養バランスを重視した調整配合で、母乳に近い消化吸収性を実現。産院での指導実績も豊富です。
雪印メグミルク　ぴゅあ＆たっち	3%	雪印ならではの厳格な品質管理と、均一に溶けやすい特性が評価されています。
レーベンスミルク はいはい	1%	特定のニーズに応じた調整が施されているものの、採用率は低めとなっており、専門的な用途向けとされています。

※各製品とも、赤ちゃんの個性や体質によって合う・合わないがあるため、実際の使用前には小児科医と相談することをお勧めします。

産院で大人気！ほほえみ＆すこやかをネット買うのが一番安くてオトク！

産院で実績のある「ほほえみ」と「すこやか」は、信頼性の高さと安全性で多くのママに支持されています。さらに、ネットでの購入なら低価格で手に入るため、家計にも優しいのが魅力です。

他の粉ミルクも赤ちゃんの好みに合わせて試してあげてくださいね！

粉ミルクの使用期間とその役割

赤ちゃんの成長段階に合わせたミルクの使い分け

赤ちゃんの栄養は、成長の各段階で大きく変わります。ここでは、0〜12か月までの6つの期間に分け、各期間ごとにおすすめのミルクの使い方や注意点をまとめました。

0〜2か月：新生児期（スタートアップ期）

• 特徴・必要性
  生後すぐは胃容量が小さく、頻繁な授乳が求められます。母乳が理想ですが、母乳が不足する場合は、初期用に設計された粉ミルクが推奨されます。
• ミルクの使い分け
  • 粉ミルク（初乳型）
    消化吸収を助ける成分が含まれ、赤ちゃんの未熟な胃腸に負担がかからないよう工夫されています。
  • 授乳頻度
    2〜3時間ごとに、1回あたりの量は少量（約30〜60ml程度）を目安に。
• ポイント
  新生児期は、赤ちゃんの体重や状態に応じて適宜調整が必要です。医師や助産師と連携し、適正な栄養量を確保しましょう。

---

2〜4か月：成長の加速期

• 特徴・必要性
  赤ちゃんの胃容量が徐々に増え、授乳間隔も少しずつ伸びていきます。母乳または同じ粉ミルクで十分に栄養を補えます。
• ミルクの使い分け
  • 粉ミルク（新生児期と同じタイプ）
    基本は新生児期と同じ製品で問題ありません。
  • 授乳頻度と量
    2〜3時間ごとに、1回あたり60〜90ml程度へ。赤ちゃんの成長に合わせ、摂取量が増加していきます。
• ポイント
  赤ちゃんの満腹感や排泄状況を観察しながら、適切な量を調整することが大切です。

---

4〜6か月：離乳食開始前の重要期

• 特徴・必要性
  まだ基本はミルク栄養ですが、離乳食開始の前触れとして、口に物を運ぶ準備が進みます。免疫力も強化され、消化機能もさらに発達します。
• ミルクの使い分け
  • 粉ミルク（従来型または専用フォローアップミルク）
    一部では、専用の「4〜6か月用」ミルクが提供されている場合もあり、栄養バランスが微調整されています。
  • 授乳頻度と量
    約3〜4時間ごとに、1回あたり90〜120ml程度へと増加。
• ポイント
  離乳食への移行を考慮し、ミルクだけでなく、少量の離乳食を試すタイミングとして、個々の発達状況を確認することが必要です。

---

6〜8か月：離乳食併用期

• 特徴・必要性
  離乳食がスタートし、固形食からも栄養が補給され始めます。しかし、ミルクは依然として主要な栄養源です。
• ミルクの使い分け
  • 粉ミルクまたはフォローアップミルク
    この時期用に調整されたミルクが多く、成長に合わせた栄養（鉄分やビタミン、オリゴ糖など）が強化されていることが多いです。
  • 授乳頻度と量
    4〜5時間ごとに、1回あたり120〜150ml程度。離乳食とのバランスを考えながら、ミルクの量は若干減少する傾向があります。
• ポイント
  ミルクと離乳食の両方から栄養を得るため、1日の総カロリーや栄養バランスを考慮することが重要です。

---

8〜10か月：固形食の充実期

• 特徴・必要性
  赤ちゃんが多様な食材に慣れ、食べる量や種類が増える時期です。ミルクは補助的な役割にシフトし始めます。
• ミルクの使い分け
  • フォローアップミルク
    この時期専用のフォローアップミルクに移行する場合もあります。より高いタンパク質や微量栄養素が強化され、固形食との相乗効果が期待されます。
  • 授乳頻度と量
    4〜5時間ごとに、1回あたり100〜120ml程度へ。固形食の摂取量が増えるため、ミルクの割合は減少します。
• ポイント
  固形食からの栄養が増える一方で、ミルクは依然として成長に必要な栄養素の補給源となるため、十分な量を維持することが大切です。

---

10〜12か月：幼児への移行期

• 特徴・必要性
  赤ちゃんの消化機能がさらに成熟し、家庭での食事に大きくシフトしていく時期です。
• ミルクの使い分け
  • フォローアップミルクまたは牛乳への切り替え
    多くの医師は、1歳前後で牛乳やフォローアップミルクに切り替えることを推奨しています。
  • 授乳頻度と量
    1日のミルク摂取量は全体として減少し、1回あたりは90ml程度、1日2〜3回程度となるケースが多いです。
• ポイント
  栄養のバランスは、固形食からの摂取で大部分が補われるため、ミルクはあくまで補助的な位置づけとなります。移行時は、医師や栄養士の指導のもとで行うことが望ましいです。

各時期、赤ちゃんの成長や発達に合わせたミルクの量や種類を適切に調整することが、健やかな発育の鍵となります。母乳育児が基本であっても、必要に応じて粉ミルクやフォローアップミルクを併用することで、栄養不足のリスクを減らし、赤ちゃんの体調を安定させることが期待されます。赤ちゃんに最適な栄養管理を心がけましょう。

1か月ごとの粉ミルク使用量と費用の内訳（グラム換算）

粉ミルクの調製は、一般的に「100mlあたり約15gの粉」という基準で行われます。以下の表は、赤ちゃんの年齢ごとに想定される1回あたりの使用量、1日の給餌回数、そしてそれに基づく1日・1週間・1か月の使用量（グラム換算）と、1か月あたりの費用（1缶800g、低価格：1,500円／高価格：2,600円換算）をまとめたものです。なお、以下の数値はあくまで目安です。

年齢	1回あたり使用量 (g)	1日の給餌回数	1日の使用量 (g)	1週間の使用量 (g)	1か月の使用量 (g)	必要缶数 (個)	月間費用 (円) 低価格	月間費用 (円) 高価格
1か月	13.5	8	108	756	3,240	約4.1	約6,075	約10,660
2か月	15.0	8	120	840	3,600	約4.5	6,750	約11,700
3か月	16.5	8	132	924	3,960	約5.0	約7,425	約13,000
4か月	18.0	7	126	882	3,780	約4.7	約7,095	約12,220
5か月	18.0	7	126	882	3,780	約4.7	約7,095	約12,220
6か月	18.0	7	126	882	3,780	約4.7	約7,095	約12,220
7か月	22.5	5	112.5	787.5	3,375	約4.2	約6,330	約10,920
8か月	22.5	5	112.5	787.5	3,375	約4.2	約6,330	約10,920
9か月	27.0	4	108	756	3,240	約4.1	約6,075	約10,660
10か月	27.0	4	108	756	3,240	約4.1	約6,075	約10,660
11か月	27.0	4	108	756	3,240	約4.1	約6,075	約10,660
12か月	30.0	3	90	630	2,700	約3.4	約5,070	約8,840

※【計算例】
・月1：1回13.5g × 8回 = 108g/日 → 108g × 30日 = 3,240g/月
・必要缶数＝3,240g ÷ 800g ≒ 4.05缶
・月間費用＝缶数 × 1,500円（低価格）または1,800円（高価格）

※実際の回数やミルクの濃度は個々の赤ちゃんの状態により異なりますので、あくまで目安としてご参照ください。

まとめ

粉ミルクは、赤ちゃんの健やかな成長と発育を支えるための重要な栄養源です。

• 選び方のポイントとして、栄養バランス、消化の良さ、アレルギー対応、そして品質管理の厳しさが挙げられます。
• 厳選したおすすめ製品には、従来から支持を受けている明治ほほえみ、和光堂はぐくみ、森永エコらくミルクに加え、最近注目のビーンスターク すこやかもあります。
• また、赤ちゃんの成長段階に合わせたミルクの役割や、1か月あたりの使用量・費用の目安を理解することで、家計の管理や育児計画の参考になるでしょう。

もし、どの粉ミルクが合うか不安ならまずはお試しセットを！

赤ちゃんにぴったりの粉ミルク選びで迷ったら、まずはお試しセットで比較検証をおすすめします。例えば、実績豊富なビーンスタークの「すこやか」と、気になる明治の「ほほえみ」も、低価格で手軽に試せるスティックタイプのお試しセットなら、安心して選ぶことができます。